ダン・ゲァハルツには、中西部人特有の慎み深さがある。若くして大成功を収めたと言うのに、その事実には触れようともしない。彼の作品「The Dancer」は、先頃、「Prix de West Invitational Art Exhibit and Sale」で特別優れた功績に対して与えられるレミントン賞を獲得した。この展覧会には85名の作家が275もの作品を出品したことを考えると、とてつもない名誉である。
ゲァハルツはミルウォーキーから50マイル程北のキュワスカムで育ち、少年時代はほとんど戸外で過ごした。
「私達は、スポーツ雑誌を見て、動物を描きました。鴨とか鹿とか。」ゲァハルツは回想する。彼にとっては、画家としての成功に一歩を踏み出した重要な瞬間だった。
近くの森で狩猟をしたり、近所の川で釣りをしたり、野球やサッカーをしたり。家では、両親の愛情と支援に包まれていた。両親は、息子が人生を成功させるには何が必要かを見極めようと、一心に尽くしてくれた。

絵画というものに出遭った日を、彼は鮮やかに思い出す。その日、狩猟の最中にひどい雨が降ってきた。仲間との楽しい気晴らしの時間を邪魔されたが、友人は、雨宿りをしながら絵でも描こうと言った。
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「The Dancer」