ミヒャエル・クーデンホーフ=カレルギー氏 制作風景
事実は小説より奇なりという言葉があるが、クーデンホーフ家の人々のたどった数奇な運命の中で、その一員であるミヒャエルのこれまでの人生も、大戦時の苦渋に満ちた幼年期から今日に至るまでなかなか大変なものがあったようである。自ら強く意識するかしないにかかわらず、その稀有な運命の星は氏の背後に光芒となって輝いている。
私が画伯の知遇を得たのは、知り合いである元駐チェコ日本大使加藤千幸氏のご縁によるもので、画伯は、たまたま日本大使館のパーティーで加藤大使の知遇を得て、その後よく大使館を訪ねたそうである。加藤氏によると、日本蕎麦が大好きで夜遅く話が弾んだ後でよく台所に来て一緒に蕎麦をいただいたそうであり、彼に流れる日本人の血がきっとそうさせたのであろう。